SBI証券で三井住友カード(NL)を使うか、楽天証券で通常の楽天カードを使うか。クレカ積立だけを比べるなら、「どちらが最大何%か」より、同じ投信で自分に適用される付与率を見ます。
2026年10月1日確認の通常条件では、楽天証券で代行手数料が年率0.4%(税込)未満の投信を通常の楽天カードで積み立てると0.5%。通常のNLも、入会初年度は原則0.5%、2年目以降は前年の対象カード利用が10万円以上なら0.5%、未満なら0%です。同じ投信で両方0.5%なら、積立ポイントだけを理由に証券口座を替える必要はありません。 NLが0%になる方には楽天側が候補ですが、NISAの変更時期と普段のカード払いまで含めて決めます。
まず、自分がどの分岐にいるか
この分岐はNLの2年目以降の条件です。まだ積立先を決めていない方は、まず買いたい投信を両社で買えるかを確認し、NLの対象利用10万円に普段のカード払いだけで届くかを見てください。条件のために予定外の買い物を増やす必要はありません。入会初年度の例外は後述します。
この判断は通常のNLと通常の楽天カードを対象にしています。ゴールド券種、Olive、期間限定キャンペーン、投信保有ポイントや楽天市場のSPUは足していません。
月3万・5万・10万円なら、年間の差はここまで
両社で買える同じ投信を選び、楽天では通常カードの0.5%対象、NLでは対象利用条件を満たした年が0.5%、満たさない年が0%とします。毎月同額を12回、ポイントを使わずカードで決済できた場合の積立ポイントだけの試算です。
| 毎月の積立 | 両方0.5%なら | NLが0%なら楽天との差 |
|---|---|---|
| 3万円 | 各1,800pt/年 | 楽天+1,800pt/年 |
| 5万円 | 各3,000pt/年 | 楽天+3,000pt/年 |
| 10万円 | 各6,000pt/年 | 楽天+6,000pt/年 |
つまり、月5万円ならNLが0%の年に楽天との差は年間3,000ポイントです。これは「口座を変えれば必ず3,000円得する」という意味ではありません。ポイントの使い道、普段のカード払いで失うポイント、積立設定の変更で買付が途切れる可能性は表に含めていません。投信の価格は変動し、元本割れもあります。
楽天の通常カードでも、投信の代行手数料が年率0.4%(税込)以上なら1%の対象です。ただし、その投信には上表の「楽天0.5%」を当てはめられません。0.5%分のポイントを増やすためだけに、買いたい投資対象や信託報酬を変えないことが先です。また、楽天ポイントのうち積立に使える通常ポイントを使うと、その分カード決済額が減り、上表のポイント数にはなりません。
NLの「年10万円」は、積立額とは別に判定する
NLで月10万円を12回積み立てても、その120万円は翌年の付与率を決める対象カード利用額に入りません。日常のカード利用で年間10万円を満たす必要があります。初年度は原則として利用額に関係なく0.5%ですが、過去に同じカードを持っていた場合などは初年度扱いにならない例外があります。判定期間もカード加入時期で異なるため、「1月から12月の買い物」と決めつけず、加入日と対象期間を確認してください。
すでに普段の買い物で条件に達するなら、SBI証券を使い続ける理由になります。反対に、積立ポイントのためだけに生活費を他のカードからNLへ移す場合は、そのカードで得られたはずのポイントや明細管理の手間も差し引きます。いま支払いを移しただけで、適用中の積立付与率がその月から変わるわけでもありません。
NLの対象利用額の数え方や、月額ごとの損得を詳しく確認したい方は、SBI証券×NLだけに絞った記事で自分の加入時期に照らしてください。
SBIで積立中なら、NISA口座の変更時期を先に確認
私はSBI証券のクレカ積立に三井住友カード(NL)を登録しています。一方、楽天側のポイント率は公式条件を使った比較で、私自身が楽天証券で積み立てて獲得した実績ではありません。実際に何ポイント受け取ったかも、この比較の根拠にはしていません。
すでにNISAで積み立てている方は、カードだけ替えれば翌月から同じNISA口座で楽天カードを使える、とは考えないでください。NISAの金融機関は年単位で変更し、その年に元の金融機関でNISA商品を買い付けている場合、同年分は変更できません。 つみたて投資枠と成長投資枠を別々の金融機関に分けることもできません。変更しても、これまで買ったNISA商品は元の金融機関に残ります。変更する年と設定締切を確認し、積立の空白が生じるかまで見ます。
たとえばNLが0%で月3万円を積み立てる人のポイント差は、12回続けて年1,800ポイント。今のSBI証券に不満がなく、口座を増やして管理したくないなら、維持も合理的です。一方、毎年NLの条件に届かず、月10万円を長く積み立て、楽天ポイントを使える人なら、年6,000ポイントの差を見て変更可能な年から楽天側を検討する余地があります。どちらも、積立を続ける年数や管理の負担まで含めた判断です。
これから両社を選ぶ方も、投信が両方で買えるか、投信の費用と投資対象が同じかを先に確認します。両社のクレカ積立は月10万円まで。楽天証券では原則毎月12日までの設定が翌月の注文に関係します。カードは楽天証券口座と同じ名義の本人カードを登録し、家族カードは使えません。SBI側もカード変更・再発行時には再登録が必要です。申し込んだだけで、翌月の買付とポイント付与が確定するわけではありません。
選んだあとの進み方
SBI証券×NLを続ける方は、積立額を10万円判定に足さず、対象期間内の日常利用額を確認します。条件を満たし、買いたい投信と今の管理方法に不満がなければ、この比較のために新しい口座やカードを増やさなくて大丈夫です。
楽天証券を候補に残す方は、低代行手数料投信での通常カード0.5%を前提に、買いたい投信、口座変更の年、楽天ポイントの使い道を確かめます。これから総合口座を開く方は、口座自体の向き・不向きと申込前の確認事項を次の記事で見てください。
さらに、楽天カードを家計の普段の買い物にも使うと決め、過去に楽天カード会社への申込履歴がなく、本人名義の本カードを初めて作る方は、カードの引落口座と通常の買い物のポイント条件を確認してから、以下の案内で現在の申込条件を確認できます。すでに楽天カードを持っている方、家族カードだけが必要な方、積立のためだけにカードを増やすつもりの方は、この新規発行案内ではなく手持ちカードと口座の設定を先に確認してください。
楽天カードが家計用に合いそうなら、現在の入会特典を確認
通常の楽天カードは年会費永年無料。 食費や日用品など普段の買い物から使い始め、 必要なら家族カードも利用できます。
入会特典は時期によって変わります。
現在の特典・適用条件は公式ページで確認してください。
※ポイント進呈には条件があります。キャンペーン内容・進呈条件は申込前に公式ページでご確認ください。
積立ポイントの差が小さく、今の投信・口座・家計カードに困っていないなら、変更せずに次の判定期間で再比較する選択もあります。ポイントのために投資額を増やす前に、家計から無理なく積み立てられる額を決めてください。

