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旅行カードの高い年会費は元が取れる?マリオットの400万円条件と家族旅行

我が家ではMarriott Bonvoy系のカードを利用しています。ただ、年1回の家族旅行だけで、プレミアム・カードの年会費82,500円を取り戻せるとは考えていません。「高いホテルに1泊できること」と「家計の支出が減ること」は別だからです。

たとえば、もともと選ぶ宿が家族全員で35,000円、特典泊でも朝食や寝具に10,000円かかるなら、旅行で減る支出は25,000円。年会費まで含めると、カードなしの旅行より57,500円多く払う計算です。この仮定を内訳から比べ、旅行する年・しない年の更新判断まで整理します。

無料宿泊の対象支出、家族の受入れ、朝食や追加ベッド等の負担を予約前に確認する図
対象支出・家族全員の受入れ・追加料金やポイントを確認し、カードなしで選ぶ宿との支出差を比べます。

月15万円の家計なら、無料宿泊のために支出を増やさない

プレミアム・カードの新規申込み向け通常条件は次のとおりです。入会キャンペーンは含めず、毎年続ける場合の数字を見ます(2026年10月12日確認)。

項目通常条件
年会費82,500円(税込)
無料宿泊特典年間400万円以上の対象決済+カード継続
特典の範囲1室1泊・75,000ポイントまで。手持ちから最大25,000ポイントを追加可能
400万円の月平均約33万3,333円

毎月15万円なら、年間180万円。あと220万円は使わない。
旅行や買い物を増やして埋めるには大きすぎる差です。もともとの対象支出だけで届かないなら、無料宿泊特典は得られない前提にします。特典のための追加支出より、行きたい時に宿を予約する方が家計を管理しやすくなります。

家族カードの利用分も対象額に合算されます。家族カードは1枚目無料、2枚目以降は1枚につき年41,250円(税込)。集計は入会日・切替日を基準にした1年間で、年会費など対象外の支払いもあります。夫婦の家計簿の合計ではなく、対象期間内の対象決済で判断します。

初回の特典は、入会してすぐには使えません。必要利用額を満たし、2年目の年会費を支払った後、年会費請求から通常1〜2か月ほどで付与されます。有効期間は付与から1年間で、その期限内の宿泊が必要です。「今年の夏休みに使うために今作る」という組み方には向きません。改定前からの会員には経過措置があるため、更新時は自分のプログラム条件を優先してください。

75,000ポイントは「75,000円の宿泊券」ではない

特典は、必要ポイント数の上限内で対象の客室に空きがある場合に使えます。同じホテルでも日程で必要ポイントが変わるため、泊まりたい日に使えるかを先に調べます。次は仕組みの例で、実際の空室や料金ではありません。

1泊の必要ポイント75,000ポイント特典での扱い
70,000追加なし。余った5,000は返らない
90,000手持ちから15,000を追加
110,000追加上限込みの100,000を超えるので、この特典では予約不可

手持ちポイントを足すなら、その分は別の旅行に使えなくなります。現金の支払いがなくても「何も失わずに泊まれる」わけではありません。日程を動かせない家庭は、必要ポイントだけでなく、特典の空室が見つからなかった場合の現金予算も残しておきます。

子どもが7歳になると、同じホテルでも予約人数が変わる

シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルでは、6歳以下はベッド1台につき子ども1人まで大人との添い寝が可能で、7歳以上は大人扱いです。家族4人という人数だけでは、必要な客室を決められません。

家族の組み合わせ探すときの条件
大人2人+5歳・3歳ベッド2台に子ども1人ずつ添い寝できる年齢。選ぶ客室の定員と特典泊での受入れも確認
大人2人+8歳・5歳大人3人扱い+5歳の添い寝で探す。寝具の配置と追加料金を確認

大人2人で検索した特典部屋に、後から家族全員が入れるとは限りません。子どもの年齢を含めた人数を伝え、希望日の特典泊で泊まれる部屋と総額を確かめてから予約します。添い寝の条件はホテルごとに違うため、この年齢基準をほかのホテルへは当てはめません。

朝食も別です。Marriott Bonvoyの対象ホテルでは、同室の12歳以下の子どもが最大2人まで朝食無料になる特典があります。ただし、通常会員・シルバー・ゴールドでは、親が正規料金の朝食ビュッフェを利用するか、朝食付きプランで泊まるなどの条件があります。子どもが無料でも、親の朝食代は残ります。無料登録の会員も使える特典を、高い年会費のカードだけの利益として数えないことも大切です。

家族4人の1泊を、朝食・寝具込みで比べる

ここからは実在ホテルの見積ではなく、計算用の仮定です。大人2人と8歳・5歳の子どもで1泊し、同じ日程、家族4人の朝食、同等の客室と寝具、同じ取消条件をそろえます。どちらも家族全員の受入れが可能とし、金額は税・サービス料等を含む想定です。交通費は同額なので表から除き、特典泊への手持ちポイント追加はなし。家族カードは無料の1枚目までで、追加の年会費もないものとします。

内訳現金泊特典泊
客室25,000円宿泊券1枚
朝食の支払額6,000円6,000円
追加寝具4,000円4,000円
宿泊時の総額35,000円10,000円
朝食6,000円は家族全員が食べるための最終支払額、寝具4,000円も両方に必要とした仮定です。上で挙げたシェラトン東京ベイの料金ではありません。

この1泊で減る現金は、35,000円−10,000円=25,000円です。特典ホテルに「通常6万円」と表示されていても、カードがなければ選んだ35,000円の旅行が比較相手になります。元から払うつもりのなかった6万円を、そのまま節約額にはしません。

年会費込みなら、35,000円 対 92,500円。
カードなし:宿泊35,000円。
カードを継続:年会費82,500円+宿泊時10,000円=92,500円。
この宿泊特典だけでは、カードを持つ方が57,500円高くなる計算です。ほかの特典や決済ポイントの「無料カードより増える価値」で、この差を埋められるかが次の判断になります。

逆に、カードがなくても同じ家族条件で90,000円の宿を予約する家庭なら、追加費用10,000円の特典泊で減る支出は80,000円。年会費まで含めた差は2,500円になります。ほかの利益を数えず、この1泊だけで年会費分を取り戻す境目は、現金泊の予算92,500円です。高い料金のホテルを探すのではなく、本当にその予算を使う旅行だったかで判断します。

この比較は継続特典を受け取り、期限内に使う年のものです。入会初年度の旅行に無料宿泊を充てたり、すでに持つ宿泊券を次の年会費の利益として数えたりはしません。

旅行する年としない年で、継続の答えは変わる

次の予定更新の判断
35,000円の旅行を特典泊に替える上の例では57,500円分の追加価値が必要。ほかに使う利益がなければ、節約目的の継続は見送る
90,000円の旅行を特典泊に替える同じく追加費用10,000円なら差は2,500円。実際に使うほかの利益と合わせて継続を検討できる
特典の期限内に旅行する見込みがない宿泊特典の節約額は0円として判定。年会費82,500円を払ってもよい別の理由がなければ、更新前に変更・解約を検討

「来年は旅行しないけれど、いつか使う」は、この宿泊券をためておく理由にはできません。有効期限の延長はできないためです。更新直後に旅行できなくても、期限内に具体的な予定があるなら、その日程・人数の特典泊で比較します。旅行を無理に追加すれば、交通費や食事代まで新しく増えます。

すでに持っている方は、会員画面の対象期間・必要利用額・付与予定を見てから判断します。すでに獲得したポイントや宿泊券は、更新で新しく増える特典とは別です。変更・解約を選ぶ場合も、既存特典の扱いを手続き前に確認しておきます。

決済ポイントを足すなら、無料カードとの差だけを数える

上の57,500円を埋める計算では、通常の買い物で得るポイント全部を足しません。同じ支出を年会費無料のカードに回しても、ポイント等が貯まるためです。Marriott Bonvoyポイントは一律に1ポイント=1円とはせず、使う予定の旅行で減らせる現金支出で比べます。

二重に足さないのは、この3つです。
① ポイントの評価額と、そのポイントで減らした宿泊費。
② 特典泊の総額に反映済みの朝食割引と、同じ割引の「お得額」。
③ すでに保有しているポイント・宿泊券と、次の年会費で新しく得る利益。

家族でホテル滞在を楽しむために差額を払う選択はできます。ただし、それは旅行の満足度に払う予算です。「節約できた」とは分けておけば、旅行の回数が減った年にも無理なく見直せます。

旅行用の年会費を抑え、日常の家計用カードを選ぶなら

ホテル特典のための支出を増やさず、生活費を年会費無料でまとめたい方には、通常の楽天カードも候補です。本カード・家族カードは年会費永年無料。ETCは通常年550円(税込・無料条件あり)で、リボ・分割等には別途手数料がかかります。

楽天カードの本カードをまだ持っておらず、新規申込みを検討する方は、下の案内から申込条件を確認できます。既存会員の家族カード追加や切替とは手続きが異なり、所定の審査があります。

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楽天カードが家計用に合いそうなら、現在の入会特典を確認

通常の楽天カードは年会費永年無料。 食費や日用品など普段の買い物から使い始め、 必要なら家族カードも利用できます。

✓ 食費・日用品などの普段の買い物に
✓ 楽天市場を利用する家庭に
✓ 夫婦の生活費を家族カードでまとめたい家庭に

入会特典は時期によって変わります。
現在の特典・適用条件は公式ページで確認してください。

※ポイント進呈には条件があります。キャンペーン内容・進呈条件は申込前に公式ページでご確認ください。

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個人投資マン

会社員の個人投資家です。SBI証券を利用し、夫婦のNISAと子ども2人分のジュニアNISA時代から運用しています。Marriott Bonvoy系カードも利用中です。 このブログでは投資とクレジットカードを、費用・使う条件・管理の手間から比較します。利用経験、公式情報の調査、仮定の試算を分けて掲載します。

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