こんにちは、個人投資マンです。
12月のFOMCで0.25%の利下げが決まりました。 今年初めての利下げということもあって「仮想通貨に追い風が来るのでは?」と期待していた人も多いと思います。
しかし現実は──ビットコインを含む主要通貨はむしろ下落。 「え、なんで?」という声が多い状況です。
今日は、その理由を本音で整理しつつ、今後どう備えるのかを書いていきます。
「利下げなのに下がるのは、相場あるある。 でも理由を理解しておけば、次のチャンスを拾いやすくなるんです。」
■ まず事実:利下げは“サプライズなし”だった
今回の利下げは市場予想どおり 。 FOMCの発表前から、ほぼ織り込まれていた動きです 。
そのため発表後に「新しい買い材料」として働くことはなく、 むしろ材料出尽くしの売りが出る形になりました。
市場の反応が冷めていた理由
- 利下げはすでに織り込み済み
- ドットチャートがややタカ派
- QT(量的引き締め)は継続 → 流動性は増えていない
- 仮想通貨が求めているのは利下げではなくQE
つまり今回の利下げは、仮想通貨市場にとって“期待していたものとは違った”というわけです。
ちなみに今回の利下げによる影響は限定的だろうという話は以下の記事で書いています。
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過去のQE/QTから読み解く仮想通貨の未来
こんにちは、個人投資マンです。 今回は、FOMCでQE(量的緩和)が再開された場合、仮想通貨はどう動くのか?というテーマについてまとめます。 特にビットコインや仮想通貨は、これまで米国の金融政策に非常 ...
何が起こったら上がるのかという点をまとめています。
■ なぜ利下げなのに仮想通貨は下がっているのか?
理由は大きく3つあります。
仮想通貨が下がった理由
- ① 材料出尽くし 予想に反して“上げの燃料”がなかった。
- ② QT(量的引き締め)が続いている 流動性が増えていないので本質的に追い風ではない。
- ③ 短期勢の利確売りが発動 利下げで一度上がった後に“売りやすい形”になった。
特に②が重要 。 仮想通貨は流動性で動くので、QTが続く限り“本質的な強気相場”には入りにくい構造です。
「利下げだけでは不十分 。 市場が欲しいのは“お金が増える政策=QE”なんですよね。」
■ では、今回の利下げは中期的にどう作用する?
短期では弱い動きが続きますが、中期的にはプラスの布石と見ることもできます。
- 利下げ → 景気減速のサインとして資金が防衛モードへ
- 数ヶ月後 → FRBが政策転換を強めてくる可能性
- その先 → QT停止 → QEの検討という流れが来れば強気相場へ
つまり今は“強気相場の序章のさらに前段階”とも言えます。
■ 今はどう動くべき?
僕個人としては、今は焦る時期ではないと感じています。
今意識していること:
・無理にポジションを増やさない
。
・積立は淡々と続ける
。
・“流動性”の方向が変わるまで慌てない
。
次に市場が動くのは、利下げそのものよりもQTのペースが変わった時、またはQEの議論が出始めた時です。
「仮想通貨は“流動性で動く” 。 今回の利下げは、まだ流れを変えるほどの強さはないと思っています。」
だからこそ、過度な期待を持たず、落ち着いて積み上げながら次の“流動性転換点”を待つ姿勢が大事だと感じています。