副業

我々は副業無しではFIREを達成し得ない決定的な理由

FIREを目指すにあたって、副業の重要性は非常に高いです。
なぜ副業が重要なのかを改めて確認しましょう。

なぜ副業が無ければ無理なのかを整理した上で、副業があるとどうなるのかを確認します。

先に結論

1箇所からの給与収入で投資に回せる金額は4万円程度が限界であり、この金額が低すぎるためFIREに至る額を投資できないからです。

給与収入からの投資はそのままに、副業収入を全額投資に回すことで投資額をブーストさせないと、我々は一生かけてもFIREできません。

副業無しはただの節約生活でしかない

FIREを始める第一歩は、収入と支出の把握及び制御です。

つまり、今の収入の中で無駄な支出を減らした上で、貯金額を増やすというものです。
で、この貯金をS&P500に振り向けるというのがせいぜいです。

例えば、月収25万円の30歳の人で考えます。

毎月3万円を貯金していた場合20年後は以下のようになります。

シミュレーション
シミュレーション(参考:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/saving/simulation/)

720万円が貯まるだけで人生においては大した意味は持たなそうです。それでも無いよりはマシですが。
これに対して、収支を制御して1万円を追加で貯金したとしても960万円にしかなりません。

では、次はこの4万円を投資に回した場合です。年利は平均的なリターンとして5%にします。
20年後に1600万円になりました!

シミュレーション
シミュレーション(参考:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/saving/simulation/)

しかし、FIREに必要とされる目安の年収の25倍には程遠いです。500万円*25年で1億3千万円には程遠いです。

要は、国の制度にあるようなNISAの範疇では、所詮こんなものということであり、大きな財産は築くことはできないんです。

当たり前の話で、NISAが対象としているのは老後資金の一部だからです。よって、大した金額にならないのは必然なのです。

つまり副業なしではこの範囲が限界です。仮に共働きで月10万円くらい入れた場合は以下のようになりました。
ようやく4000万円です。しかし、共働きだと二人分のFIREが必要なので結局全然足りないですね・・・
※共働きで貯めたやつで片方だけFIREってないですよね普通。

シミュレーション
シミュレーション(参考:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/saving/simulation/)

ここまで見てきた通り、だから何って感じの金額しかたまらないですし、溜まったとしても60歳とかになった頃ですから、FIREのRetire, earlyの部分が全く満たせていません。
節約して老後資金を貯めたという結果に到達しただけです。

副業で投資をブーストする

とても簡単な話です。節約して4万円を投資しているところに副業収入が入ってきます。
副業収入が6万円あれば月で10万円の投資が可能ですから、一人で先程のシミュレーションの共働きのケースをカバーすることができます。

副業収入が10万円なら、14万円が投資に回せます。シミュレーションは以下のようになりました。

シミュレーション
シミュレーション(参考:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/saving/simulation/)

つまり、副業があるほど投資額がブーストされます。

最も重要なのは、

副業で収入を増やした分は全額投資に突っ込んで、生活水準はあげてはいけない(=支出は増やさない)ということです。

忙しくなるのは当たり前

副業で10万円稼ぐのは大変だと思った方が多いと思います。

それは当然の話で、普通の人が65歳まで働いて生活する中で、40歳前後でリタイアしようとしているんですから、忙しさは短縮しようとした年数分増加するのは普通のことなのです。

そもそも今の年収が低いという人は転職が必要です。。

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