読んだら書く

一般人や個人投資家が市場に勝とうとしてはいけない理由

前回に引き続きチャールズ・エリス氏の敗者のゲームについてです。

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貯めたいはずなのに減らしてしまう

前回の記事通り投資は既に敗者のゲームになってしまいました。
その理由は、

  • インターネットの普及により、優良な情報は瞬時に世界中に提供されるようになった。
  • 経済規模の発展により、金額の割合面で投資は巨大なファンドが主役となった。

あたりが大きいです。

あなたが100万円をせっせと運用している間に、ファンドは何百億円という売買をしています。
また、投資初心者の我々と違い、超優秀なプロたちが競い合っています。
つまり一般人が入る余地はない・そもそも見向きもされていない。ということです。
そりゃそうです。プロ同士でやっている中に素人は入れません。

我々はプロが動かしている世界に片足を突っ込んだ上で、「自爆によって損失を被る」という敗者のゲームに参加しています。

例えば、昨今BitCoinが650万円くらいになりましたが、この辺で価格が上がっている話を聞いて以下の行動をとったことはないでしょうか?

  • さらに値上がりすると聞いたので新規に購入した
  • 今まで持っていたが、まだ上がると思って積極的に買い増した

そして残念なことに、色々な要因が重なり350万円まで下落しました。ここで以下の行動をとった人が多いと思います。

  • 下落にビビってしまい、価格が大きく下がったところで売ってしまった。

資産が思いっきり減ってしまう状況に我々初心者は耐えられないんです。

高く買った時は、「まだ上がる」と思って高値で買っていますから「下がった時はより大きな精神的ダメージ」を受けてしまうんです。

つまり、高くかって安く売ってしまいがちです。
精神力がもたないのでこのようなことをしてしまうんです。

手数料もバカにならない

前回の内容でも触れられていましたが、アクティブ運用をしようとした場合手数料が重くのしかかってきます。

例えば、ある証券では100万円の購入に1%の手数料がかかっていたとします。これは売りと買いにそれぞれかかってきます。

つまり100万円で購入した瞬間に99万円になり、それを売ると98万円になるということです。

とんでもないことだと思いませんか?
1回の取引で手数料が2%引かれてしまいました。

ということは10%の利益を上げたとしても、実質的には8%程度の利益になります。
これを積極売買していた場合、手数料はさらに重くのしかかります。

利益を目指して上がりそうな銘柄に頻繁に乗り換える過程で多額の手数料を証券会社に払っているということです。
これで利益を上げているのは胴元である証券会社です。
我々が利益を出そうが損失を出そうが、証券会社は儲かるのです。

反転して証券会社が儲かるということは我々は損失を出すということに直結します。

よって投資知識の乏しい我々は、ネットに出回る既に腐っている情報を頼りに銘柄を変えるようなことはしてはいけないということです。
上がりそうという情報は、素人の我々の目に入るときは既にプロたちが全乗っかりした後ですから、ピークを超えた後の情報ということになります。

我々はどうするべきか

ということで、我々のスタンスは「無心で定期的に積み立てを行い、市場の金額を詳しく追いかける必要はない」ということになります。

これは敗者のゲームの2章・3章あたりに書かれています。

非常に有益な情報が詰まっていますから、ぜひ読んでみてください。

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