この辺で書いた内容と若干重複しますが、副業の重要性というか必須であることはこちらで書いた通りです。
その中で、どのような副業の種類があり、FIREに適しているのはどのような副業なのかを考えてみます。
なんとなく副業と言った時に、どのような種類があって、自分の趣味嗜好と照らし合わせたときにどれが合っているのかということを考えることがとても重要です。
というのも、副業の種類によって得られるメリット/デメリットが大きく違うため、しっかりと違いを把握した上で副業にあたらないと「つまらない」「稼げない」「楽しくない」などという状況にのち行ってしまいます。
労働の種類とは
給与をもらっての労働という観点で見た時、大きく3つの種類があることを意識したことはあるでしょうか。
- 時間労働型
- 成果型労働
- ビジネスオーナー型
大体この3つのどれかです。
時間労働型
簡単に言えばアルバイトです。労働の成果による報酬ではなく、労働した時間に対して給与が支払われる形式です。
注意しないといけないのが、大抵の場合サラリーマンも時間労働型ということです。
就業規則などを見ると、月の給与は〇〇円、1ヶ月の勤務時間は〇〇時間なんて書いてあることが多いと思います。
休んでも給与は支払われますし、有能でも無能でも給与のベース部分は変わらないことがほとんどです。
仕事の例:大抵のサラリーマン、ほぼ全てのアルバイト
成果型労働
プロフェッショナルの世界は成果型であることが多いです。スポーツ選手などは結果を出せば年棒が上がりますし、結果が出せなければ容赦無く減俸、クビになります。
個人事業主としてクライアントから直接請け負うタイプもここに分類されると思います。
決まった日付までに決まったものを出せばよく、その過程で何時間勤務したかは重要ではありません。
勤務時間が重要ならば、それは時間労働型と考えた方が良いかもしれません。
最近はクラウドソーシングというキーワードで発注者と受注者が取引をすることも多いようです。
仕事の例:スポーツ選手、フリーのライターや絵師と言われるような人たち。クラウドソーシング。
ビジネスオーナー型
飲食店のオーナーやコンビニのオーナーなどでしょうか。店舗経営については、店長ではなくオーナーです。
特定のクライアントから請け負って仕事をするのではなく、自らが生産・所有するものによって所得を得るような形態です。
収入を得るために、それなりの先行投資や資金が必要になる場合があります。
Youtuberやブロガーもここに分類されます。
FIREを目指す点ではビジネスオーナー型一択
リスクを抑え、大きなリターンを得られる可能性を秘めています。他の2形態が適さない理由をまず書きます。
時間労働型の問題点
簡単にまとめるだけても以下のような欠点があります。
- 時間という資源を切り売りしているだけ
- 専門性はつかないことが多く、将来性が低い
副業として時間労働型の職種を考えると、土日にアルバイトするなどが真っ先に思いつくが、これは自分の時間を売っているだけ - 収入増は限定的
1ヶ月で稼げる金額はバイトできる時間*時給となり、それは5万円などがせいぜい。(1000円*50時間)
成果型労働の問題点
簡単にまとめると以下のような欠点があります。
- 選手などのプロフェッショナルになるには遅い。
- クラウドソーシングなどで受注した仕事は責任が重く、時間を結構取られる。
- 良い案件が常にあるわけではない。
- 文字起こしやレビュー投稿などのしょうもない仕事は短金が安すぎて時間労働型にも劣る。専門性は期待できない。
こういった欠点があるわけなのですが、どちらも共通する最も致命的な欠点は
「FIREでリタイア後も一生懸命働き続けないと、投資収入以外の収入が入ってこない」
という点です。
FIREはリタイアした後、好きな時に仕事をして人生を楽しむことが充実のコツだと思います。投資収入以外の収入も継続して入ってくればリスクヘッジにもなります。
上記の働き方はこれができない点が問題ということになります。
自分が働かないと収入を得られないんです。そして、働きたい時に働ける口があるとも限らない。それでいて収入には上限が見えている。
ビジネスオーナー型のメリット
では反対に、ビジネスオーナー型がなぜいいのかというと、
- 収入に上限が無い
- 自分が働かなくても収入が入ってくる可能性が高い
- 手法によっては失敗してもリスクをかなり低く抑えられる
この3点がとても強いです。
ビジネスオーナー型のメリットを最大限享受するために一般人が選ぶ職種
時間労働型や成果型労働はリスクが小さく、リターンも小さいという特徴がありました。
ビジネスオーナー型は、どのような職種を選ぶかによってリスクとリターンをコントロールすることができ、失敗してもダメージを最小に抑えることが可能な点が、一般人の副業として優れています。
FIREを目指すにあたっては、失敗するリスクを抑えつつリターンの最大化を目指すことが好ましいです。
なぜなら資産を増やそうとするときに初期投資が大きすぎると、失敗した時に立ち直れないダメージを受ける可能性があるからです。
そう言った観点では、ビジネスオーナー型のうち自分の店を開いたり、フランチャイズに加入するというのはかなりのリスクがあると言えます。
失敗時には開業のための資金を回収することができないからです。開店には1000万円単位で資金が必要になることが多いです。
そこで、副業の第一歩として選びやすいのが、Youtuberやブログです。
なんでYoutuberやブログ?
元手がほぼ掛からないからという理由一択です。
副業初心者にとって、どのようなことをすれば利益を上げられるかというのは到底想像つかないものです。
そんな状態で、いきなり「ラーメンが好きだから」とかいう理由で改行しようとするのはかなりリスキーでしょう。
失敗した時のダメージをもっとちゃんと考えた方がいいです。
その点、Youtuberはスマホが一台あれば動画を撮影して投稿を始めることができます。ブログなら月千円くらいでドメインとレンタルサーバーを用意することができます。
まずは一人で始めたいということであれば、ブログを解説してみるのが良いと思います。
ブログでネタが溜まってきたら、それらを動画化してYoutubeにアップロードしてコンテンツを展開するような流れが良いかと思っています。もちろんYoutubeはやらなくても大丈夫です。
私は動画作りが大変そうなのでブログ一本でやっています。
いずれにせよ、ビジネスオーナー型としてのYoutubeやブログの魅力は「一度作ったコンテンツがその後しばらく継続して収益をもたらしてくれる」点にあると思います。
そのため、あまりにも移り変わりの激しい分野(例えばタピオカドリンクなど)に特化しすぎるとどこかで一旦リセットしないといけなくなるかもしれませんね。
ちなみにこのブログともう一つのブログは、まだ初めてすぐなので今月の収入は8000円程度ですが、それでも既にレンタルサーバー代はペイできています。
ドメインとかレンタルサーバーとかがよくわからない人は、とりあえず国内大手のお名前.comを使っておけば間違い無いと思います。
このようなブログサイトも、ボタンを数回ポチポチすれば契約後5分くらいで自動でセットアップしてくれます。
さらにちなみに、ブログをテーマ毎に3つやっているのですが、契約しているレンタルサーバーは1つです。1つのレンタルサーバーに複数のwordpressを配置して、3つのドメインをそれぞれに割り当てて運用していますので、運用費は1ブログ分と大差ありません。
まとめ
労働の種類を確認し、FIREを目指すならビジネスオーナー型が良さそうであることを説明しました。
その上で、初めて副業をするという観点から「開業よりもYoutubeやブログ」という方針を確認しました。
本業でもそうだと思うのですが、やはり試行錯誤は大切です。
そう言った意味でも、簡単にリカバリのきくYoutubeやブログから始めて、感覚を掴んでいくことが大事ですね。ラーメン屋開いたけど売り上げ低いからカフェに転換とかできないですから。