以前より「副業に興味あり」「すでに自宅で野菜の栽培を行っており農家に興味あり」という条件が重なり、農業を副業として選択する決定をしました。
せっかくなので、農業知識のないSEがどのような経緯で農家としての活動を開始し、成功したのか失敗したのかを記録していきたいと思います。
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農家を目指す方の目に留まり、少しでも助けになればと思います。
農家になるための条件の厳しさに早速挫折
どのようにして農家になるかを調べたところ、以下のいずれかが必要であることがわかりました。
※自治体によって異なるはずです
- 農家になるための塾のようなものに参加
週3日間、朝6:30~実施される勉強会に2年間参加。←いや、本業に重大な影響が・・・・ - 新規就農者に認定される
認定農家みたいなところに弟子入りして1年から2年経験を積む。 ←いや、本業に重大な影響が・・・・
つまり、この国は「農家が足りないから新規参入お願いします!」と言っておきながら、実際に参入しようとするととんでもんなく高いハードルが待ち受けているという事になります。
もうほんと・・・何もかも矛盾させるのやめてくださいよ。と嘆きたくなります・・・
ということで、上記条件を満たせない以上、担当者曰く次のことが不可能になりました。
- 営業用の農地のレンタル
- 営利・非営利問わず農地の購入
残された選択肢は以下のいずれかになりました。
- 今持っている土地でやる。←畑エリアは10m四方なので狭い・・・
- JAなどが貸し出している農地を借りる
JAなどが貸し出している畑は借りられるとのこと。農家として畑が借りられないのであって、JAは一般人向けなのでそちらは利用可能とのこと。
JAさんのを借りるしかないですね。まぁ特に問題はないと思います。
専業だろうが兼業だろうが、農家になるにはめちゃくちゃハードルが高い事がわかりました。
国は外国人を農業に招き入れるんじゃなくて国内の新規就農のハードルを下げる方が先なんじゃないですかね。
正式な(=国が定める基準を満たす)農家になることを諦めてフリーの農家へ
国の制度に愚痴を言っても仕方ないので、国が定める「専業農家」「兼業農家」の枠外でやるしかありません。
見た感じ、特にデメリットは無いようなのでこれでいきます。
色々な補助は受けられなくなりますが、本業をやめるよりははるかに良いと思います。
ということで、 農家としての方針は決まりました。
次の課題は販路
さて、畑の準備も行い、レンタルの契約を完了しました。
次は最大の課題である販路の確保です。
これは試行錯誤するしかないかなと思っています。
とりあえず、
- 地元の農家が出品できる店舗に出す
- ネット通販でやってみる
の2つでまずは行ってみようと思います。
なので、今後はそちらの準備を進めていきます。
販路1:地元の農家が出品できる店舗に出す
JA系の店舗に出す感じです。
これは誰でも自分の農作物を自分で持ち込んで自分で引き下げて、ということをすれば販売代行をしてくれるというものです。
基本的なルールなどを公開することは避けますが、
- 朝に自分で収穫して
- 自分でラッピングをして
- 自分で陳列して
- 売れ残りを自分で下げて
これをやる事ができれば来客数の多い店舗に出品する事ができます。
これは面白い。早速申し込みました。
野菜の収穫が始まってきたら、参考となる農作物で検査してもらうことで参加可能です。
販路2:ネット出品
並行してネット販売の準備もしておきましょう。
ちょっと調べたらすぐ出てきたんですが、BASEというサービスをそのまま使うことにしました。
めちゃめちゃいいです。何がいいって、
登録料・月利用料がタダで、売れたときに初めて利用料がかかります。しかも、いろんなテンプレートやクレカ決済が簡単に使えます。
しかも、Appsという無料のアプリケーションを組み込むことで様様な機能が追加できます。(例:距離ごとの送料設定、Google連携など4,50個あるんじゃないでしょうか)
より詳しくいうと、追加機能とかは正直どうでもよくて
売れるか売れないか分からないことをやろうとしているときに、売れた時に課金されるモデルは不要なリスクをカットできてHappy。
ということです。
例えば、自分でサイト運営をしようとした場合、レンタルサーバー代などがランニングコストとしてかかってきます。
他には宣伝用にサイトを改造するのもかなり大変ですし、クレカ決済なんか導入できないでしょう。
簡単に言えば、メルカリみたいなサイトを今から一人で構築できますか?ということです。
これがYESならBaseを使わずに自分で構築すればいいと思いますが、そうではない場合や売れるかどうか分からないのでランニングコストを抑えたい場合はBaseが良さそうです。
また、最初はスモールスタートで本業である「商品の販売」に専念するためにも、こう言ったテンプレートは積極的に活用したいですね。
話が逸れますが、SEとして仕事をしていると、「自前主義病」にかかっている半端な技術者が多くいます。既に外部サービスで提供されているのに、なぜか自分たちで作りたがってしまうんです。
この病に罹りやすいのは、顧客と接する機会の薄い環境で開発だけをやっている技術者です。私も十分に注意したいです。
ここまでの動き
次はBaseの登録と新しい畑で使う資材を用意しましょう。