いよいよ米国のテーパリングが開始されるんだけど、始まると一体何が起こるのか、その時どんな投資商品を選べばいいのかを解説するよ。
テーパリングの影響はほとんど知らなかったから助かる〜!
この記事の対象読者
- テーパリング自体は概ね知っているが、株価にどんな影響があるか知らない人
- NISAをやっていて、テーパリングに合わせてポートフォリを変える必要があるかわからない人
過去のテーパリングで何が起こったか
テーパリングそのものはこちらの記事を参考にしてください。
著名な会社のアナリストの分析コメントも載っています。
テーパリングでは、一般的に株式市場は下落すると言われています。
それは過去の経験上も明らかです。
FRBは過去数回、テーパリングを行っています。
逆を言えば経済的混乱が発生して量的緩和を実施していた。ということです。
2014年1月から10月にかけてテーパリングを実施しました。この時のS&P500のチャートを眺めてみましょう。
テーパリングについて発言した直後、いきなり大きく下落しています。
しかしすぐに持ち直して、右肩上がりになり、テーパリング期間中も上下はあれど右肩上がりでした。
この時のFRB議長はいきなりテーパリングという単語を出してしまったから、長期金利は急上昇、株価は暴落して大混乱になったんだ。
確かに急に言われたら焦っちゃう。。。
市場は一度は混乱したけど、先述の通り全体で見ればS&P500は右肩上がりだったんだ。
下の図を見て欲しい。
本当だ!山谷はあっても、結局ずっと右肩上がり!!
今回もあんまり影響ないのかなぁ。
一時的な影響はあれど、過去の例では結局右肩上がりになっている。
過去のテーパリングと今回のテーパリングの違い
過去のテーパリングでは議長の急な発言で市場の混乱が発生し、議長は割としっかり批判されました。
それに対して今回のテーパリンングはどうでしょうか。
前回の反省を活かしたのか、FRBとFOMCは2021年の序盤からテーパリングという言葉を使い始めました。
「テーパリングはまだ早い」に始まり、「テーパリングは時期を見て議論をする」「テーパリングの検討を開始する」「テーパリングを実施する」「テーパリングを予定より早める」というように1年かけて表明し続けました。
つまり、今回のテーパリングについて言えば、1年も前から「近いうちにテーパリングが開始される」と分かっていたわけですから、株価はテーパリングを織り込んでいる可能性が高いです。
つまり、株価の下落についてはほとんど起こらないのではないかという予想です。
これらを加味した結果が、こちらの記事のアナリストの意見にあるような6-7%という小幅な下落予想につながっていると推察できます。
先のチャートを再掲しますが、テーパリング期間の下落よりも少し後ろにある2016年頃の下落の方がエグいことになってます。
これは、当時チャイナショックと言われた世界同時株安のタイミングです。
これからわかることは、テーパリングどうこうの下げよりも〇〇ショックとかの方が影響は大きいということです。
ちなみにコロナショックでは、更にひどい30%-50%の下落を記録しました。
今回のテーパリングで株価はどうなるか
上で少し触れましたが、
今回のテーパリングでの株価への影響は少ない可能性が高いです。
今のところ、FRBはテーパリング後も供給した資金の引き上げは予定していないようなので、尚更影響は少ないでしょう。
つまり、テーパリングに対して我々が取れる戦略は、ただ無心で買い増し続けるということです。
当然、一時的には10%弱の下落を見せる可能性はありますが、S&P500に投資している場合はそのまま何も考えずに投資し続ければいいでしょう。
それは上の過去のチャートが証明しています。
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感想(0件)
S&P500以外なら短期的には何がいいか
S&P500以外には何かいい投資先はないの?
マメ黒SYA-CHIKUもちろんあるよ。今後は経済活動が本格化するだろうから、エネルギー需要が高まる可能性が高いんだ。
だからエネルギー株は狙い目だと思うよ。
今ならコロナの影響で割安になっているんだ。
おすすめはエネルギー株です。こちらの記事の下部を参照ください。