投資

つみたてNISAの塁等投資の分配金と複利の配当っていつ?

どうも社畜です。中央労働金庫でつみたてNISAやってるんですが、1年間運用してみてようやくわかった仕組みを書いておきます。

今回分かったのは、つみたてNISAの複利は分配金が支払われて自分で再投資するというものではなかった

ということです。中央労働金庫の「たわらノーロード先進国株式」を例として話を進めます。

当初思っていたつみたてNISAの仕組み

つみたてNISA自体は大まかに概要だけ知っていて、「とにかく継続」「複利(利益も再投資して投資額を増やす)」だと思っていました。
今回は「複利」について、たわらノーロード先進国株式において発生していた勘違いを備忘メモです。

専門家では無いので複利の詳細は省きますが、ざっくりいうと「発生した利益も再投資して、利益に対してさらに利益を発生させる」仕組みです。
毎年10%の利益が出るとして、100万円を5年間預けた場合をみてみます。

[複利の場合]

  • 1年目:100万円で10万円の利益。この10万円も再投資
  • 2年目:110万円で11万円の利益。再投資
  • 3年目:121万円で12万円の利益。再投資
  • 4年目:133万円で13万円の利益。再投資
  • 5年目:146万円で14万円の利益。ここで売却

【5年間で160万円になった=60万円の利益】

[複利でない場合]

  • 1年目:100万円で10万円の利益。10万円は投資しない
  • 2年目:100万円で10万円の利益。投資しない
  • 3年目:100万円で10万円の利益。投資しない
  • 4年目:100万円で10万円の利益。投資しない
  • 5年目:100万円で10万円の利益。ここで売却

【5年間で150万円になった=50万円の利益】

こんな感じで複利はグングンと投資益が出ていく仕組みになっています。
だから、つみたてNISAでのたわらノーロードは運用中に以下のようになると思っていたんです。

毎月3万円の投資+決算月で分配金を受領し、この分配金分を再買い付け。

だから、取引履歴的には「再買い付け」の履歴が1年に1回か2回出てくると思っていたんです。
しかし丸一年たっても再投資の履歴は残らず、毎月投資が続くだけでした。

あれ?複利はどうした?という感じでした。
買い付けしているファンドを確認すると「塁投」になっており、再買い付けする物を買っていました。
「え?これただ定期預金みたいになってるだけじゃね?」みたいな状態でした。

たわらノーロード先進国株式の目論見書などを確認んすると「分配金なし」になっており、あれ?じゃあ私はどこで再投資すればいいの?という状態でした。

たわらノーロード先進国株式(分配金なしファンド)の塁投の仕組み

え?どういうこと?と思いまして色々調べた結果、いくつかわかりました。

たわらノーロード先進国株式は分配金がなしになっていました。ここにポイントがあるようです。

分配金がなしのファンドは、発生した利益を投資家に払い出さずに留保します。そして、その留保を再投資することで複利運用し、純資産を増やしていきます。
で、純資産が増えると売買価格に相当する「基準価格」が上昇していきます。それによって、私は保有口数に対する基準価格が上がってきますから、保有資産が増加していく。

ということになるわけです。つまり、ファンド側が塁投で運用をしているということになるでしょうか。

だから私の履歴には再買い付けの履歴が出てこなかったということになりますね。分配金がある場合は再買い付けが発生するんだと思います。

まとめ

  • 分配金が無い場合はファンド内で塁投と同じような運用をしてくれている
  • 純資産が増えれば基準価格が上昇し、結果的に私の資産が増える

分配金ありと分配金なしってどっちがいいの?

それぞれメリットがあるようです。

分配金あり

  • 分配金が自分の利益となる。
  • そのため、投資先が自分で選べたりする。
  • 急激に運用が悪化すると資産を大きく減らす可能性があるが、分配金があればある程度は利確を行っているのでマイナス幅が小さい。

分配金なし

  • 複利の効果を得られる。
    これだけですかね。ただ、これが超強力。

なるほどねー。こういう違いがあるから私は塁投を選んでいるにもかかわらず再買い付けの履歴が出なかったんですね。
分配金なしのファンドを選んでたからか・・・・

ちなみに・・・

コロナが直撃した昨年の運用益は単年で+49,000円でした。
コロナ発生直後は-5,000円(投資額も少ないですが)だったので、株価的にはかなりの回復をしたことがわかりますね。

-投資
-