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【必見】年金2000万円問題よりも深刻!年金だけでは人生崩壊!?

SYA-CHIKU
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若者-中高年を中心に寿命が伸びすぎて今の70代以上と同じ生き方をしていては、老後に大変な目に会うことが確実なんだけど、
それは「老後2000万円問題」なんかの比じゃ無いくらいやばい状態になりそうなんだよ。

そんなに大変になりそうなの?
ご飯食べられなくなるの?

マメ黒
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SYA-CHIKU
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この記事でも書いた通り、今の人間の人生が長くなりすぎたんだ。
後で整理するけど、例えば2008年生まれの人は100歳まで生きる確率が50%あるらしい。

わぁ〜〜。人間は長生きなんだなぁ・・・・

マメ黒
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SYA-CHIKU
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そうだね。だからこの記事では何が原因で年金だけでは生活できないのかを確認しよう!
先に結論をいうと、

  • 年金・退職金の減額
  • 現役世代は給料が低い・上がらない
  • インフレ

だ!

本記事の対象読者

  • 20代から50代の男女
  • 老後2000万円問題がいまいちわからない人

この記事に関連したトピックを順次記載します。現状を知り、老後どのように備えるか、一緒に学んでいきましょう!

悲報:年金を当てにしていると死にます

年金2000万円問題というのが話題になりましたよね。

あれは、年金だけを頼りにして老後に突入してしまうと老後資金が2000万円足りなくなりますよ。というレポートでした。

レポート自体は貯蓄から投資の移行を促そうとした当局がガバガバな推計で出したものと言われていますが、あのレポートは我々世代からすると前提が間違っています。

あのレポートの前提は他にもあるかも知れませんが、以下のようなものです。

  • 夫が65歳以上、妻が60歳の夫婦のみの無職世帯
  • 夫が95歳、妻が90歳になるまでの30年間は夫婦とも健康である
  • 家計調査(2017年)における高齢夫婦無職世帯の平均から算出
    • 平均的な収入209,198円、消費支出と非消費支出の合計263,717円
  • 結果的に、毎月5.5万円が不足
  • これが30年間続く(5.5万円*12ヶ月*30年で2000万円)

これがレポートの柱なのですが、現在の高齢世帯の資産額はどうなっているでしょうか。

  • 高齢夫婦無職世帯の平均貯蓄額は2,484万円
  • 退職金平均額は1800万円

そしてご存知の通り年金の受給開始時期は後倒すことが推奨されています。

SYA-CHIKU
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今の高齢世帯は、現役時代の不足分を退職金で補おうという設計になっているんだね。

あれ?退職金で大きく賄えるからなんとかなるんじゃないの?

マメ黒
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その通り。「今の高齢者」は最悪節約でなんとかできるんだ。
毎年旅行などの贅沢はできないかもしれないけど、テニスを楽しんだり山登りをしたりという生活はできる可能性が高い。
現役時代と同じ生活をしていると足りないよ程度の話なんだ。
歳を取ればお金がかからなくなる部分も多いから、意外となんとかんなることは知られているんだ。

ん?「今の高齢者」ということは今30代のご主人は・・・・?

マメ黒
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SYA-CHIKU
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年金の受給開始は遅くなるし、受給額も減る。
退職金は少なくなるしで大変さ・・・・

あのレポートの最も危険なところは、我々現役世代に対しても「このままいくと2000万円足りないんだ」と思わせてしまったことです。

我々世代は2000万円どころではありません。それは以下の理由によります。

  • 支出にインフレが加味されていない。
  • 今から30年と、30年後からの30年は全く違う
  • 年金の受給額や受給時期は押し下げれ、頼みの退職金も1000万円程度に下がる
  • そもそも給料が低い・上がらない

これに尽きます。
※今の年金が維持される!!と思っている人はいないでしょうから、年金の話は一旦省略します。

インフレでお金が目減りする!?

一例ですが野村証券さんのサイトにいいグラフがありましたので引用させていただきます。

現金価値が目減りするイメージ図
https://www.nomura.co.jp/navi/lp/lifeplan/over/column/004/ より

つまり、今の100万円は20年後には67.3万円になってしまうんです。(額面上は100万円ですが、購買力と言う点で)

今の高齢者世帯もそうですが、現役世代はインフレを加味して資産を形成しないといけないと言うことです。
そして大抵の場合、貯金はインフレに大敗します。2%のインフレに対して金利が0.001%とかなので当たり前です。
インフレに負けないために投資が必要なのです。

と言うことで、年金だけを頼りにしているとその他の要因も相まって老後破産一直線なのです。

現役世帯の給料が低い・上がらない

これもまた引用します。少し古いですが厚労省がデータを出してくれています。

図表1-8-2 平均給与(実質)の推移(1年を通じて勤務した給与所得者)(図)
https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/19/backdata/01-01-08-02.html

90年代に比べると、給与が減っています。

あれ?思ったより減っていない?
というか90年代が思ったより低い?

マメ黒
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SYA-CHIKU
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一見そう思うけど、30年前と比べて給料が30万円減っているんだ。これは月収に相当するよね。
日本はそれだけ貧しくなったんだ。

でも、物価も安くなってるからなんとかなるんじゃないの?

マメ黒
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SYA-CHIKU
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デフレの良し悪しについては話さないけど、支出が明らかに大幅に増えてるんだよ。
税金という名目で。

給料が上がらないのはデフレのせいもあるけど、年功序列も影響していると言われているね。
若いうちはどれだけ成果を出しても若いというだけで給料が低いんだ。
そして、低い給料で入社したまま年功序列が崩壊しかかっているから、現役世代は悲惨なんだ。

日本は長引く不況で給与がズルズルと下がっていきましたが、追い討ちをかけるように反対に上がったものがあります。税金です。

消費税は3%→5%→10%と上がっていますし、社会保険料なども毎年上がっています。

そして増税トレンドは今後も絶対になくなることはありませんから、日本国民はますます貧しくなってしまうのです。

そしてここにトドメの一撃をかますのが急速なインフレということになります。

悲報?朗報?:実はインフレしている日本

え〜?でも日本ってデフレだからインフレ関係ないんじゃないの?

マメ黒
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SYA-CHIKU
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そう。そこが日本人にとって難しいんだ。日本はこの30年間近く、ほとんど値上げが行われていない。

ずっと値下がりだよね。安い牛丼おいしい!

マメ黒
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でも本当にそうだろうか?食品がわかりやすいので思い返して欲しい。
価格は前と同じなのに、中身が減っているなんてことはないだろうか?

例えばピザポテトという商品。
2000年代序盤は一袋80gで119円だった。それがなんと、2021年現在では63gで119円だ。
※コンビニとスーパーで若干容量に違いあり

あ"ーーーー!!!

マメ黒
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わかりづらくなっているだけで、色々な局面で直接的な値上げや実質的な値上げは頻繁に起こっています。

その最たる例が、容量がいつの間にか減っていると言うものです。

しかしそれだけではありません。現在、コロナの影響もありさまざまなものが世界中で急速にインフレしています。
このインフレはコロナによるサプライチェーンの異常による供給量不足と、所謂リベンジ消費による需要量の急増です。
これにより、アメリカは6%近いインフレを叩き出し、FOMCはテーパリングの開始を決定しました。こちらを参照。

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企業のこんなメッセージを見たことはない?

コストを抑える努力を続けてまいりましたが、企業努力で抑えられる限界を超えたので値上げさせてください。申し訳ありません。

実は昨今、企業物価指数は10%近い上昇をしています。これに対して消費者物価指数は2%程度です。

これが表しているものは「企業が買うモノやサービスは10%近い値上がりをしているが、消費者にその値上がりを転嫁できていない。つまり企業の利益を削ったりして創意工夫で頑張っている」というものです。

なので「努力してきたが無理でした」という論調になるわけです。

消費者物価指数は+0.5%だったが・・・

以下の表を見てください。国が発表している消費者物価指数の近年の推移です。
この表を見ると、総合では0.6%の上昇をしています。

https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-z.html より

しかし、この数字にはカラクリがあります。

最近大幅な値下げがされたものありましたよね?

携帯料金です。

菅総理の命で、全国的に通信費がかなり抑えられました。
この通信費の値下げだけで、なんと1.48%もの消費者物価指数を押し下げたのです。

つまり、菅総理の値下げがなければインフレ率は2%を超えて、政府・日銀の目標は達成されていた可能性があります。

今後の日本は、インフレの波が襲ってくると予測されています。
それは世界のインフレに引っ張られる形で発生します。海外のインフレにより輸入品が値上げになるからです。

このように、インフレ局面に陥った時、投資をしていないものは巨大な格差に見舞われることになります。
投資はインフレに比較的強いからです。インフレしたとしても、そのインフレに合わせて株価や配当が増加していきます。

投資はいかに早く始めるかが勝負です。是非、早めに行動に移したいですね。
昨今は少額・手軽に投資が始められますので、巨額の損失を恐れる必要はありません。まずは始めてみましょう!

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