投資

投資初心者が投資信託(インデックス投資)と高配当株投資(個別株投資)で迷うな!どっちもやれ!

どうも。社畜です。

FIREを目指すにあたっては投資による資本増加は必要不可欠なのですが、結構大きなテーマとして投資初心者がぶち当たるクエスチョンがあります。
それは、

投資信託(インデックス投資)と高配当株投資(個別株投資)、どっちをやればいいの?

です。
今回はこれについて私の見解を説明したいと思います。

先に結論

どちらにするか迷っているのであれば、必ず両方やるべきです。
ただし、順番(割合)が大事だと思っています。

おすすめの順番(割合)は、投資信託(インデックス投資)を優先です。
投資信託(インデックス投資)を始めるのが先ですし、しばらくの間は投資金額の配分も7:3や8:2で投資信託(インデックス投資)を多めにすることをお勧めします。

理由は明確で、投資初心者が訳も分からないうちから個別株投資を実施するのはリスキーだからです。

この話の前提知識

ここからは、何度か登場しているチャールズ・エリス氏の伝説の投資バイブル。「敗者のゲーム」の内容も踏まえて説明します。
投資を始めようとしている人は、本当にこの本を読んでから始めてください。Youtuberさんや(ここも含む)投資ブログで書かれている内容はこういった投資にまつわる原則を前提としたうえでの話なので、やはり一読することをお勧めします。

上辺だけをなぞるYoutubeやブログの情報だけでなく、原典ともいえる本書は2000円以下で買えますので大きな費用対効果を期待できますよ。

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2つの投資の大きな違い

投資信託(インデックス投資)による投資と高配当株投資(個別株投資)にはお金の増え方として大きな違いがあります。

キャッシュフローを改善するか否か

です。

つまり、投資をしている中で(原則的に)現金が手元に入ってくるかどうかという違いになります。
※もちろん配当金が入ってこない高配当株投資信託のようなものもありますし、普通の投資信託でも配当金が入ってくるものもあります。

投資信託(インデックス投資)

ファンドによる運用に任せます。

敗者のゲームの言葉を借りれば、「市場の指数に連動してプロのファンドマネージャーが運用してくれる」もので、投資初心者でも米国株投資信託や新興国投資信託を買っておけば、株式の仕組みを全く知らなくてもプロのトレーダーと同等の成績を期待することができます。

基本的には分配金は全額再投資される(累投投資)ため、年間を通して分配金の支払いがありません。
代わりに、プロが運用した結果の投資利益を使ってさらに株を買い増すため、雪だるま式に運用金額と運用益を増加させることが期待できます。
これのことを複利と呼んでいます。

ポートフォリオなどは基本的にはあまり考える必要がなく、あらゆるリスクはファンドマネージャーが対応してくれます。

高配当株投資(個別株投資)

基本的には自分で高配当株とよばれる株式を選んで購入します。
ポートフォリオを自分で組む必要があります。Youtuberが公開しているポートフォリオをまんま真似している人も多いようです。

株式を保有していると、年に数回または1回、配当金を受け取ることができます。
この配当金の金額が高いもの(購入価格に対して配当金の割合が高いもの)を高配当株といい、人気の企業だと日本たばこ産業(JT)などが該当します。
また、自分の好きなタイミングで株式を売却することで売却益も積極的に狙うことができます。

ポートフォリオは自分でしっかり考えないといけません。同じ業種にばかり投資先が偏ると、業界全体の不景気に直面すると全株式が沈むからです。

投資信託(インデックス投資)は効率的に資産が増え、高配当株投資(個別株投資)はキャッシュが増える

ということで、

  • 投資信託(インデックス投資)はプロのファンドマネージャーがプロの技で運用してくれるのと、全顧客から集めた資金で巨額を操るため、不況に比較的強くすることができます。しかし、毎年お金をもらえるということはありません。
    よって、利益を決めるのは売却時の1点です。
  • 高配当株投資(個別株投資)は個人で選ばなければならないが配当金が入ってくるため、日々の使用可能な現金が増加します。
    よって、利益を決めるのは配当金と売却時の利益の2点です。

これらのことから、「老後の資金などあるタイミングでまとまった資金が必要なら投資信託(インデックス投資)、日々の生活で使えるキャッシュを増やし、日常を豊かにしたいなら高配当株投資(個別株投資)」とよく言われます。

しかし、個人的にはこれは得策といえないと思う。というのが今回の話題です。

片方だけをやる場合の問題点

投資信託(インデックス投資)だけをやる場合の問題点

非常にシンプルです。

  • 株式投資の仕組みが一切理解できない

投資信託では基本的に株式の知識は一切不要です。プロのファンドマネージャーが運用してくれるため、我々投資家は「アメリカに投資するか」「新興国に投資するか」「不動産市場に投資するか」「ハイテク市場に投資するか」など大枠のセクターや市場を選ぶことによって、市場に連動した成果を得ることが期待できます。
ということで、インデックス投資を20年やったところで株式市場の知識はつきません。定期預金みたいなもんです。

高配当株投資(個別株投資)だけをやる場合の問題点

こちらも非常にシンプルです。

  • 株式に関するかなり深い知識・理解が必要になる
  • 自分で緻密なポートフォリオを組まないといけない
  • インデックス投資に対してアクティブ投資となるため、売却益やポートフォリオの組み替えという点ではほぼ間違いなく市場(インデックス投資)に負ける
    つまり、結局のところアクティブ投資そのものによる売却益は期待できない。

参入のハードルがとても高いのと、参入したとしても積極運用したら市場に負けるということになりますから、基本的に株は長期ホールドです。
最近はYutuberさんや本で「おすすめの高配当株ポートフォリオ」みたいに公開してくれている人がいますが、その人の真似をしているだけでは間違いなく市場の動向に一歩遅れるので暴落時や高値掴みなど損をするリスクが大きくなります。

アクティブ運用が市場に負けるということについては敗者のゲームにしっかりと記載があります。

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ということで、初心者が投資を始めるなら難易度が低く勝率が高い投資信託(インデックス投資)ということになります。

とは言っても、株式や投資の知識はつけたほうが絶対にいい

初心者が始めるなら投資信託の方が無理なく始められていいと思うのですが、FIREだったり更なる利益を求めるのであれば株式を中心とした投資の知識は必須です。

そこで、インデックス投資とアクティブ投資どっちもやればいいじゃん!というのが私の考えです。

結局のところ、「百聞は一見に如かず」でしてYoutubeや本から得た知識は実践では役に立たないことが多いです。

なぜならそれらから得られる情報には「個性」が反映されていないからです。

つまり、「値下がりに直面した時、自分はどんな振る舞いをするか」「暴騰局面でどんな心理状態に陥るか」という精神的な側面が一切書かれておりません。
当たり前の話でどのように感じ、どのように振る舞うかは千差万別だからです。

「暴落時は買い増しのチャンス」ということはどの長期投資本も言っていますし、我々もそれを理解したつもりでいますが、いざ自分の資産が急減した場面に遭遇した時、本当に落ち着いた気持ちで買い増しができるのか。意味不明な狼狽売りに走らないか。というのは実際に経験してみないとわかりません。

おすすめの配分

ということで、株の勉強をしながら少額でアクティブ投資を実践するのが良いと思います。

アクティブ投資において、初心者はプロのカモでしかありません。初心者が損した分が、プロの利益となっていくわけですね。正しく敗者のゲーム。
ルールブック読んだだけでいきなりプロ野球の打席に立とうとはしないですよね。
でも何故か、株式の話になるとYoutubeや本で仕入れた浅知恵でプロと同じフィールドに立とうとする人が後を断ちません。

インデックス投資とアクティブ投資の割合は7:3~8:2くらいの感覚です。
できれば最初の数年は9:1くらいにした方が安全だと思います。

インデックス投資は愚直に積み立て投資を続けていればいいです。NISAや積み立てNISAを活用しましょう。
アクティブ投資は勉強代と割り切って1,2年やってみてください。NISAで120万円入れてるなら、12万円くらいですかね。
NISAなら株式も対象にできますが、アクティブ投資には向いていないためNISAの外で売買する方がいいです。

これくらいの額でやっていれば、アクティブ投資が自分にあっているかどうかはわかりますし、損失も低く抑えることができます。

ゆくゆくは・・・・

株式の理解が深まったのちには、NISAからはみ出たぶん(120万円以上の部分)や6年目以降の投資先として個別株投資というのは面白い選択肢になることは間違いありません。

ぜひ両方の経験を積んで、インデックス投資で長期の資産を形成し、アクティブ投資で短期のキャッシュフローを改善するというフォーメーションを目指しましょう!

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