米国株式市場が軒並み暴落しているよ。
ご主人が持ってるのは大丈夫なの?
相場に合わせてきっちり下がってるよ!
一番大きい下がりだと18%かな!
この記事の内容
- 米国株式市場の現状を整理
- 今後下落するか、上昇に転じるかを予想
- こういった局面で個人積立投資化はどう振舞うべきかを解説
米国主要指数が軒並み大暴落、まだ下がるぞ
現在米国にある3つの主要な指数である、ダウ平均、S&P500種指数、ナスダック総合が大暴落しています。
それぞれの暴落率は一時の高値と比べて、-7.4%、8.7%、-15.2%にもなっています。
つまり今、あなたの持っている投資信託が大きく値を下げているのだとしたら、それは「あなたの投資信託が」ではなく「米国株式市場全体が」大きく下げているということになります。
ここは勘違いしないようにしてください。
ではなぜそうなっているのか?
それは以前のこの記事たちをご覧ください。
簡単にいえば米国が金融緩和を終了すると発表し、長期金利の利上げが目前まで迫っているからです。
いままでは市場にかつてないほどの資金が断続的に投下され、それらが株式市場に流入することで株高を支えていましたがそれがなくなります。
それだけでなく量的引き締めといって、市場に流したお金を回収する方針を打ち出していますから市場からはお金が減っていきます。
また、長期金利の上昇を予定していますからIT関連株の多いナスダックは特に大きな影響を受けているということになります。
これらの要因により、いままでの異常な株高は終了するという懸念から株式市場が暴落しました。
じゃあ積み立てている投資信託を今すぐ売った方がいいのかなぁ?
積立投資をやっている程度の我々個人投資家は売る必要はないんだ。
むしろ売ってはいけない。
え、そうなの?なんでー??
積立投資家は基本的に売る必要なし
売ろうとしている人の考えは大きく以下の2つのどちらかでしょう。
- 資産レポートにマイナスがついているのが耐えられない(狼狽売り)
- 下がる前に売って、下がり切ったら買い直せば増やせる(タイミング売買)
狼狽売り
狼狽売りについてはもはや語る必要のない愚行だと思いますが念の為簡単に、何がダメなのかを書きます。
これは単純に、損しかしない買い方だからです。
例えば、自分が100円の時に買う。120円になる。まだ上がると思っていたら90円に下落。慌てて売る。
100円に戻ったらまた買う。下落したら慌てて売る。
下落分損してしまいます。
要は、高値掴みしやすい人ということですね。
タイミング売買
我々個人積立投資家は基本的にタイミング売買をするべきではありません。
いつもお薦めしている敗者のゲームにも書かれています。
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感想(0件)
抜粋・要約すると、、、、
- 投資は市場に参加し続けることが重要である(売ってはいけない)
- 下落後は上昇に転じるが、ベストな上昇日を逃した場合、リターンは大きく目減りしてしまう。
- 1928年に1ドルを投資して2000年末時点の資産を比較。一方、ベストな上昇日を逃すとリターンは以下のように影響を受ける。
- 放置:16,991ドル
- 1933年の上昇相場を逃す:11,019ドル
- 1933年、1954年の上昇相場を逃す:7,243ドル
- 1933年、1935年、1954年の上昇相場を逃す:4,912ドル
- 1980年~2008年の間でベストの上昇日を逃した場合のリターンへの影響は以下の通り。
- 保有し続けた:11.1%
- ベストな日を10日逃した:8.6%
- ベストな日を20日逃した:6.9%
- ベストな日を30日逃した:5.5%
それぞれグラフにすると以下のようになります。
どちらの場合も、取り返しのつかないほどの減少を受けています。
本件が重要なのは以下です。
- わずかに期間を外しただけでも大きく目減りする。反発タイミングがわからない積立投資家は売るな。(個別株はお好きにどうぞ。差金決済とかもいいね)
- これは80年近い期間を振り返ってわかった「結果」であり予想ではない。
とくに投資信託を買っているような場合、その価格は市場の反応に遅れてやってきます。
よって、投資信託というのはタイミング売買に圧倒的に不向きです。
銘柄によりますが、平均1日から3日遅れで市場の価格が反映されてきます。
余計にタイミング売買には向いていないですね。
なるほどー。だからちょっと下がったくらいで売っちゃいけないんだ。
山谷の谷に入っただけってことだね。
マメ黒SYA-CHIKUそれに、本来は長期投資なんだから半年そこらの下落で慌てるようではいけない。
そういうことが敗者のゲームには書かれているから、精神的安定のためにも絶対に読んでほしい。
バフェット太郎さんも、もふもふ不動産さんも、タパゾウさんも、言っていることは基本的にこの本の内容に書いてあるんだ。
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感想(0件)
SYA-CHIKUこういう「原則」をしらないまま株式市場でプロと戦うのは、ただのカモにしかならないから、「Youtube」で動画見て勉強したから大丈夫ってのはやめたほうがいいよ!
原則を知った上で Youtubeを見るから効果が高まるんだ!
よーし!全銘柄ガチホするぞー!
マメ黒SYA-CHIKUまた極端な・・・銘柄の傾向ごとにどう振舞うべきか解説するよ!
個人の積立投資家はどう振舞うべき?
というわけで、狼狽売りとかタイミング売買は愚行ということは説明しました。
しかし全ての銘柄でそれが当てはまるわけではありません。
銘柄の傾向ごとにざっくり解説します。
全体の傾向としては、S&P500はまだまだ下落すると見ています。
よく聞く弱気相場とは一体何を指しているのかを考えるとわかります。
弱気相場とは直近の高値から20%の下落を記録した時の相場のことを言います。
調整局面とは10%の下落を記録した時の相場のことを指します。
つまり、今のS&P500は調整局面にすら入っていないわけですから、今後は調整局面に向けてますます下落すると思われます。
優良インデックスファンド(S&P500や日経、先進国株など)
ここは基本的に本記事の内容に沿って、持ち続けてください。
そして積立投資を継続し、今までのペースで買い増してください。
慌てる必要はほとんどありません。
継続が力になります。
新興国株・インデックスファンド(中国、ベトナム、インドなど)
ここも基本的には本記事の内容に沿った考え方で大丈夫です。
もともと長期的な成長に賭けているわけですから1、2年単位の暴落なんてただの買い場じゃないですか。
レバレッジ投信(ブル3倍、ベア3倍など)
早めに手仕舞いした方が良いです。
レバレッジの投資信託は長期投資に向かないというのが定説です。
それを除外したとしても、ここからは少なくともブルは厳しい局面に入るでしょう。
米国を筆頭に下げ相場になります。
反対にベアは可能性があります。下げ相場ですから。